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投資型マルチ(モノなしマルチ)の見分け方と、払ってしまった後の確認

2026年10月22日に本文を全面的に書き直しました。書き直した本文は弁護士監修・技術確認の対象外です。

この記事の結論

  • 投資の話に「人を紹介すれば報酬」が付いていたら、投資型マルチ(モノなしマルチ)を疑って仕組みを確認します。
  • 金融商品や暗号資産を扱う業者は、金融庁の登録一覧で確認できます。登録が無いこと自体が判断材料になります。
  • 出金できない、追加入金を求められたときは、それ以上払わずに送金記録と画面を保存します。

暗号資産、FX、AI自動売買、海外投資などを名目に、紹介報酬つきで勧誘されて支払いをした方に向けて、仕組みの見分け方と、払ってしまった後に確認することをまとめました。

投資型マルチ(モノなしマルチ)とは

健康食品や化粧品のような「商品」ではなく、投資や副業のノウハウ、ファンドへの出資などを扱うマルチ商法を、国民生活センターは「モノなしマルチ商法」と呼んで注意を呼びかけています。マルチ商法の相談のうち、役務(サービス)に関するものは2017年度・2018年度に商品を上回り、特に20歳代・20歳未満で増えたと報告されています(国民生活センター「若者に広がる『モノなしマルチ商法』に注意!」)。

同じ資料には、中学時代の友人に誘われ、海外不動産への投資と紹介料の話を聞いて消費者金融4社から約130万円を借りて渡したが、書面も領収書も無かったという事例が載っています。

見分けるときの3つの確認

  1. お金の出どころ:配当や報酬が、投資の運用益ではなく新しい参加者のお金で払われているように見えないか
  2. 登録の有無:金融商品の販売・助言や暗号資産の交換を業として行うには登録が必要です。金融庁「免許・許可・登録等を受けている事業者一覧」で会社名を確認します
  3. 書面と連絡先:契約書面、会社の所在地、責任者の名前が示されているか

人を紹介すると報酬が出て、そのために出資や購入の負担がある仕組みは、特定商取引法の連鎖販売取引に当たる可能性があります。新しい参加者のお金を配当に回すだけの組織は、無限連鎖講(ねずみ講)として法律で禁止されています。詳しくはモノなしマルチ・投資型の見抜き方を参照してください。

「出金できない」「追加で払えば出金できる」と言われたら

国民生活センターには、知人に勧められた投資で口座から出金できず、追加入金すれば出金できると言われたという相談が寄せられています(国民生活センター「暗号資産(仮想通貨)」)。出金のための手数料や税金を求められても、それ以上は払わず、次の記録を保存してください。

  • 出金申請の画面、残高の画面(日時が分かるように)
  • サポートとのやり取り、追加入金を求める文面
  • 送金先の口座やウォレットアドレス、送金の記録(TxID)
  • 勧誘した人の説明、紹介報酬の仕組みの資料

払ってしまった後に検討できる制度

連鎖販売取引に当たる場合は、契約書面を受け取ってから20日以内のクーリング・オフ、書面不交付の確認、不実告知による取消しが検討できます(国民生活センター「クーリング・オフ」)。「必ず値上がりする」など不確実なことを確実だと告げられて契約した場合は、消費者契約法の取消し(断定的判断の提供)も選択肢です。取消しは、追認できる時から1年、契約から5年が期限です(消費者庁「知っていますか?消費者契約法」)。

だまし取られた疑いがあるときは、早めに警察にも相談します。返金を約束して費用を求める「返金代行」には注意してください(返金代行の二次被害)。

相談前に保存する証拠

契約書面・概要書面

受領日、記載内容、解除条件、統括者情報を確認します。

勧誘メッセージ

LINE、SNS DM、メール、セミナー案内、紹介者の説明を保存します。

退会・返金申請履歴

申請日、相手の返信、引き止め、追加提案の内容を保存します。

よくある質問

投資で損をした分も相談できますか

投資の損失そのものと、勧誘や契約の問題は分けて考えます。うその説明や書面の不交付など、勧誘・契約の問題があれば制度が使える場合があるので、資料をそろえて相談してください。

海外の業者で金融庁の一覧に載っていません

日本の居住者に金融商品の勧誘をするには、原則として登録が必要です。登録が見当たらない場合は、それ以上お金を払わず、金融庁の相談窓口や消費生活センターに相談してください。

紹介した友人にも責任がありますか

勧誘した人の説明内容によっては責任が問題になることがあります。自分が勧誘した側の場合は勧誘した側の責任も参照してください。

詐欺相談LINEで、契約内容と証拠を整理しましょう

追加で支払う前に、勧誘経緯・契約書面・支払い方法・借入状況・相手とのやり取りをチェックリストで整理できます。返金や解決を保証するものではありません。

詐欺相談LINEでチェックリストを受け取る

個別の法的判断や返金可否は、弁護士確認後のご案内となります。

緊急性が高い場合は公的窓口も確認してください

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